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9月26日(日)の午後、二子玉川緑地で開催されたイベント「第6回 多摩川であそぼう」で、「せたがや水辺の楽校」が移動水族館をおこないました。 隊長とチビ隊員は、昨年に引き続きスタッフとして参加。 今回は、一緒に参加する多摩友のhidezoさん親子と、何日も前から準備に準備を重ねました。 当日は、午後から生憎の天気予報。来場者も去年に比べると少なく感じました。 それでも、水族館には子どもたちをはじめ、たくさんの方が遊びにきてくれたのです。 ということで、天気が気になって遊びこれなかったみんなの為に、当日の水族館の様子と展示した生き物をザッと紹介します。 多摩川のシンボル 「このアユどこでから持ってきたのですか?」 アユを展示すると、必と言っていいほど聞かれます。 テレビなどに取り上げられることが多くなった多摩川ですが、「アユ」のことは意外と知られていません。 多摩川のことを調べると、アユとの関係を知ることができます。 昔、多摩川は「アユの川」と呼ばれていたようです。 環境汚染に苦しんだ時代もありましたが、今では年間100万匹以上のアユが遡上する川に再生しました。 近年、外来魚が注目されるようになった多摩川ですが、多摩川の魚と言えば、やっぱり「アユ」なのです。 夏の川を賑わしてくれたアユ釣りは、10月15日に禁漁を迎えます。 コイの仲間 川や池でよく見らえれる魚と言えば、やっぱりコイでしょう。 多摩川には、たくさんのコイの仲間が住んでいます。 今回は、そんなコイの仲間たちをたくさん集めてみました。 形の似た魚を集めて、見比べてもらいました。 独特の色合いを「川の芸術品」と呼ぶ人もいます。 これらも見分けづらい魚です。 春に川で生まれ、夏を過ごし、11月頃、海へ向かって川を下り始めます。 そして数年後、産卵のために再び川に戻ってくるのです。 ハゼの仲間 「ハゼ」は「コイ」と同じくらい、水辺で良く見られる魚です。 子どもでもガサガサや釣りで、簡単に捕まえることができます。 子どもたちに川遊びの楽しさを教えてくれる身近な魚なのです。 色や形の違いで簡単に見分けることができます。 今年は中流域まで上がってきた「世田谷マハゼ」を釣って食べてみました。 味については、またの投稿で。 上流から流されて来るのかな。 エビとカニ仲間 理由はよく判りませんが、カニは子どもたちにやたら人気がある生き物です。 今回は「モクズガニ」も「テナガエビ」もたくさん展示することができました。 小さな「テナガエビ」と「スジエビ」は見分けがつかないほど、よく似ています。 正解は「モクズ」です。「モズク」の方が美味しそうですが・・・。 「モクズカニ」は高級食材で有名な「上海ガニ」の仲間。 多摩川には、このカニを専門に採る方がいます。 もちろん、食べることが目的のようです。 小川の生き物 「メダカ」「ドジョウ」「オタマジャクシ」「ヤゴ」などの水生昆虫は小川や池に住む生き物です。 多摩川でも流れの緩やかな場所やヨシや水草の生えている場所で見ることができます。 小さな生き物なので、雨が降って川が増水すると下流に流されてしまいます。 今年は雨が少なかたので、「メダカ」のような小さな生き物をたくさん捕まえることができました。 ペットショップで売られているメダカの色は黄色ですが、川や池で見られる野生のメダカは黒っぽい色の「黒メダカ」です。 水族館の目玉 今回は、普段なかなか見られない多摩川の生き物も展示することができました。 「トウキョウダルマガエル」という珍しいカエルが、同じ水槽の中に混じっていることを、水族館終了後に知りました。 昔から多摩川にいる外来種です。 どう猛な魚かと思っていましたが、同じ水槽に入っていたザリガニにいじめられていました。 活動後記 今回の水族館は過去の活動の経験を振り返り、子どもたちと色々な工夫をしました。 展示する生き物をできるだけ傷つけないで捕まえる方法。 形の似た魚の違いを知ってもらう展示方法。 生き物のことを解りやすく紹介する方法。 失敗もたくさんしたけど、挑戦したことは子どもたちにとってどれも良い経験になったと思います。 もちろん、大人も子ども以上に楽しみながら準備に取り組みました。 準備の様子や工夫したことについては、またの投稿で紹介しますね。 草を刈って作った迷路をみんな楽しそうに歩いてました。
by tamagawalk
| 2010-09-29 18:38
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