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東京と神奈川の県境、都心からほど近く自然多い多摩川を親子で巡り楽しむ探険日記。


「tamagawalk:多摩川〈tamagawa〉を歩き探険する〈walk〉。タマガウォーク」都内でも希少な自然残る多摩川。世田谷地域を中心に、ガサガサ・釣り、虫や草花観察、出会いに発見、自然から学ぶ多摩川親子探険進行中!
by tamagawalk
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多摩川親子探険記 「アユの産卵場所を探しにいこう!」
このごろ、川を見ながらチビ隊員は不思議そう「魚はどこにいったの」。そこで、10月ころまで元気にはねまわっていた魚の代表「アユ」の産卵場所を見にいってきました。
産卵場所とおもわれる場所に向かって草原をすすみます。
多摩川親子探険記 「アユの産卵場所を探しにいこう!」_f0196649_2314869.jpg
多摩川親子探険記 「アユの産卵場所を探しにいこう!」_f0196649_2353212.jpgこの草原、チビ隊員たちが「ススキの森」と名付けて探険しているお気に入りの遊び場、チビ隊員よりも背の高いススキの先も綿のようにフワフワしてさわりここちは最高。そのススキを手にしさらに川へすすみます。
アユの産卵場所と思われる場所が目に飛び込んできました。漁業組合の方が産卵場所と思われる場所に目印とテープをはって産卵場を保護しているようです。
多摩川親子探険記 「アユの産卵場所を探しにいこう!」_f0196649_23103111.jpg
多摩川親子探険記 「アユの産卵場所を探しにいこう!」_f0196649_23271796.jpg
目印には「人工産卵場」の文字が。さあ、産卵場はもう目の前、しかし足もとの川は深く流れも速い、チビ隊員にはちょっと無理そうです。残念!
多摩川親子探険記 「アユの産卵場所を探しにいこう!」_f0196649_23164294.jpg
そこで浅い場所を探し川底の砂利をすくって卵を探してみました。卵はみあたりませんでしたがシロタニガワカゲロウを発見。ほかにもニゴイの群れやわき水を見つけてチビ隊員たちも少し満足したようす。
2年前、このあたりで偶然にもアユの産卵をみました。たくさんのアユの姿にビックリしたのを覚えています。
このあたりでは二子玉川付近が産卵場所とうかがったことがあります。来年はそのあたりを探険しよとチビ隊員ははやくも気合いいっぱい。
今年の多摩川はアユが少なかったようでアユ釣りを楽しみされていた釣り師のかたは残念そうにされてました。来年はたくさんアユが戻ってきて川をにぎわせてくれるといいな。
さて、多摩川のアユの話をすると「多摩川ってアユいるの!?」「水きれなの?」とよくききかえされます。かつて多摩川は「アユの川」と呼ばれアユ漁が盛んだったようです。採ったアユは献上品だったとか。近年の、多摩川は下水処理の技術などもすすみ昔の川の姿を少しずつ取り戻しているようです。たくさんのアユが毎年遡上してくることがそのあらわれではないでしょうか。
チビ隊員が多摩川や魚や釣りのことを教えていただいている多摩川をよく知る地元の釣り名人ヤツダさんにアユの事を詳しく教えていただきました。
多摩川親子探険記 「アユの産卵場所を探しにいこう!」_f0196649_23231398.jpg
(写真は今年の6月チビ隊員の釣りあげたアユ)
アユの多くは1年で一生を終える「一年魚」、中には1年以上生きるものもいて「とうすうんぼ」とよぶようです。多摩川のアユは11月ころふ化、いったん海に下り、春4月ころから川の上流を目指し遡上(そじょう)。そして 、10月の産卵時期まで川で大きな石などについたアカ(付着藻類)を食べてすごし、9月ころ産卵のため下流に下るようです。このころのアユを「落ちアユ」、また、そのころの体の色から「サビアユ」と呼ぶんだとか。
こうやって多摩川のことも、魚のことも知るどに川探険が楽しくなるんですな〜。チビ隊員も魚のことに少し詳しくなってなぜか自慢げ。川や魚の事を教えて下さる地元の釣り名人ヤツダさん、せたがや水辺の楽校ブログの管理人さんいつもありがとうございます。
ほかにも多摩川のあれこれをいろいろ教えていただいているので、ブログに「多摩川魚図鑑」みたいな特別コーナーを作って多摩川についてもう少し詳しく紹介していきたいと思います。

by tamagawalk | 2008-11-26 23:31 | 多摩川親子探険記
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