東京と神奈川の県境、都心からほど近く自然多い多摩川を親子で巡り楽しむ探険日記。


「tamagawalk:多摩川〈tamagawa〉を歩き探険する〈walk〉。タマガウォーク」都内でも希少な自然残る多摩川。世田谷地域を中心に、ガサガサ・釣り、虫や草花観察、出会いに発見、自然から学ぶ多摩川親子探険進行中!
by tamagawalk
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多摩川日記 「瀬もみとマルタウグイ観察」
川崎側上流でサクラ色に染まり始めた山々が、はっきりと見える早朝。
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今日は、昨日足を運んだ「せたがや水辺の楽校」ガサガサ遊び場、板チョコ護岸へ。
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観察場所の目印は、川に立つ黄色い旗。
読んで字のとおり、産卵場所。

初めて見る方は、なんの産卵場所?と思うことでしょう。
もちろん、多摩川の春の魚といえば「マルタウグイ」。
その産卵場所がここにあるのです。

そして、「人工」というくらいですから、作った方がいるはずですね。
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それでは、その作り手を紹介しましょう。
当ブログでお馴染み、多摩川遊び名人。
「せたがや水辺の楽校」では、投網の実演、多摩川の語り手としてご協力いただいてます。
チビ隊員たちの釣りの師匠でもあります。

今日は、産卵床作りをお手伝いしながら、その極意のを伝授していただきます。
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まずは、石集めからはじめます。作業中を開始して、すぐ、手に取った石は、全体が卵でビッシリとおおわれていました。

「マルタウグイ」もそうですが、綺麗な石の集まった柔らかい川底を産卵場所に好む魚は、少なくないようです。
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卵の付いている石と、付いていない石。
見比べるて違いを観察しましょう。

写真左の石は、藻が付着した汚れています。
一方、卵の付いた石は、表面がテカテカと輝き、見るからに綺麗ですね。
付着物もほとんど見られません。

なぜ、魚たちは藻などの付着物が少ない石を好むのか。
それは、卵を観察するとわかります。

汚れた石は、表面が藻やアカに覆われています。
「マルタウグイ」の卵は粘着性なので、表面に付着物が多いと、くっつにくいようなのです。
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ですから、川底の環境には、細心の注意を払って作業をします。
汚れた石を取り除き綺麗な石を積み上げる。
水位と流速を何度も確認しながら調整。
流れが一定な安定した瀬を目指します。

そして、仕上げに瀬を踏み、かき回す。
この作業を、水中に舞う泥が少なくなるまで続けます。

これを川漁師の言葉で「瀬をもむ」「瀬もみ」などと呼ぶようです。
ちなみに、今日作業した人工産卵床は、一週間前に名人が一人で作ったとか。
御年77歳!なんとも頭が下がります。
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「瀬もみ」の他、昔の多摩川の話も伺うことができました。

多摩川について語る遊び名人の姿、まさに多摩川の生き証人そのもの。
今後も、作業をお手伝いさせていただく予定です。
産卵が終わるころ、観察記録のまとめと「瀬もみ」の方法を、もう少し詳しくお伝えしますね。

■観察データ
計測時間:午前9時
天気:晴
気温:19
水温:14
風:南、少し強め
水位:高目(前日比)
水質:良(前日比)
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by tamagawalk | 2010-04-01 21:01 | 多摩川日記
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