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東京と神奈川の県境、都心からほど近く自然多い多摩川を親子で巡り楽しむ探険日記。


「tamagawalk:多摩川〈tamagawa〉を歩き探険する〈walk〉。タマガウォーク」都内でも希少な自然残る多摩川。世田谷地域を中心に、ガサガサ・釣り、虫や草花観察、出会いに発見、自然から学ぶ多摩川親子探険進行中!
by tamagawalk
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多摩川日記 「アユ禁漁」
今年も、ついにこの日がやってきてしまいました。
「アユ禁漁」です。
毎年、10月14日から11月末日まで、一時的にアユを捕獲するのは禁止となります。
理由は、その期間がアユの繁殖時期となるからです。

禁漁前、最後の週末となった連休。
川は、今年最後のアユ釣りを目一杯楽しんでおこうという釣り人で、賑わってました。

禁漁当日は、もっと賑わっているだろう、と期待して川へ向かったのですが・・・。
多摩川日記 「アユ禁漁」_f0196649_020379.jpg
キャスコロ(リール竿を使うコロガシ)の一級ポイント「板チョコ護岸」。
どんよりした天気のせいでしょうか。釣り人が見あたりません。
コロガシ人気ポイント「せたがや水辺楽校」川のガサガサ遊び場下流の瀬も、静かです。
釣り人よりも、カラスやカワウの方が多く感じます。
多摩川日記 「アユ禁漁」_f0196649_0205329.jpg
上流側も4・5人の釣り人が楽しんでいる程度。
多摩川日記 「アユ禁漁」_f0196649_021476.jpg
先日の、鮨詰め状態が嘘のようです。
30分ほど釣りを見学ましたが、釣果はイマイチみたいですね。
みなさん、アユが釣れないので、別のポイントに移動してしまったのでしょうか。
川を見ていると、流心でアユらしき跳ねが、頻繁におこるんですけどね。
多摩川日記 「アユ禁漁」_f0196649_0212586.jpg
せっかく来たので、水中を覗いてみます。
台風と増水の後は、水が澄んでいて綺麗ですね。

春に「せたがや水辺楽校」のイベント「川の生き物の住み家作り」で、子どもたちが川底に沈めた、生き物の住み家となる「ボサ」。
これも、台風のツメあとでしょうか。
1本しか見あたりません。
台風前は、10本くらいあったはずなんですけどね。流されてしまったんですね。

そして、消波ブロックの間には、また、砂利が積もってしまいました。
増水の度に、積もる砂利。生き物たちの隠れ家が、減ってしまってる気がします。
水深も浅くなっているように見えますし、いつか、この場所で生き物と出会えなくなってしまうのではないか、と心配になってしまいます。
チビ隊員たちも、この場所で遊ぶたびに、川底を心配をしていますし・・・。
何か、この場所を保護する方法は、ないものですかね。
多摩川日記 「アユ禁漁」_f0196649_021336.jpg
こちらは、秋になって、見かけるようになった稚魚の群れ。
何の稚魚でしょうか。気になりますね。
一目で稚魚から魚の種類を判別するのは難しいので、今度、ゆっくりと観察してみます。
それにしても、稚魚が泳いでいる姿をみると、この場所もまだ大丈夫かなと少し思えます。
多摩川日記 「アユ禁漁」_f0196649_0213928.jpg
川底からは、増水によって貯まっていた汚れが流され、綺麗になりました。
砂礫底を好む「カマツカ」が、のんびりと休んでいる姿を、たくさん見ることができます。
多摩川日記 「アユ禁漁」_f0196649_0214616.jpg
川沿いのサツマイモ畑では、小学生の芋掘り大会も開催され、すっかり秋の風景。
秋本番ですね。

「アユの禁漁」も秋本番を教えてくれる合図。
今年は、アユの産卵観察に挑戦する予定です。
禁漁後に訪れる、大潮から11月初旬の大潮満月が産卵の最盛期。
特に台風後は、水温や川底の状況が変わるため、産卵も活気づくようです。

お近くにお住みの方、ご興味のある方は、夕方、瀬のある川辺に足を破婚でみてはいかがでしょうか。
川の中でおこなわれる、生命の営みに出会うかもしれませよ。

by tamagawalk | 2009-10-14 23:00 | 多摩川日記
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